過去問を解いた時、アブ・シンベルとピラミッドが必ず出題されていました。
*ヌビアの遺跡群:アブ・シンベルからフィラエまでメモ(エジプト)*(1979)
・アブ・シンベル神殿:紀元前1250頃建造。新王朝時代第19王朝ラメセス2世。
神殿内外部…ラメセス2世の像や壁画
最奥部…以下の像が配置。一年に2度、神殿入口からさす日の出
の太陽が神殿内部と像を照らし出すように設計。
太陽神ラー・ホルアクティ
国家神アメン・ラー
メンフィスの守護神プタハ
ラメセス2世
・イシス神殿:ナイル川の小島フィラエ島
プトレマイオス朝時代に建造
・トラヤヌス帝:キオスク(柱と屋根だけの小屋)
・ハドリアヌス帝:アーチ状の門
・碑文:テオドシウス1世がキリスト教をローマ帝国の国教とする政策を完了したことが記載。
1960 エジプト ナセル大統領…ソ連の資金援助を受け、アスワン・ハイ・ダムの建設(治水と電力供給のため)
→ヌビアの遺跡群が水没することが判明。
→ユネスコが各国に呼びかけ
→1964 救済事業
アブ・シンベル神殿…約64m高い場所に移築
フィラエ島遺跡…アギルキア島に移築
アギルキア島→フィラエ島と呼ばれるように。
*メンフィスのピラミッド地帯メモ(エジプト)*(1979)
・カイロ近郊、メンフィス周辺。
・約30基のピラミッド。
・古王国時代(前2650ごろ~前2120ごろ)建設。
・ギザの三大ピラミッド(クフ王、カフラー王、メンカウラー王)
クフ王…最大。平均2.5tの石が約230万個も。どうやって積み上げたかは謎。
カフラー王:ピラミッドへ続く参道の入り口のスフィンクスも構成遺産。
・農閑期の人々の生活を保障する公共事業であったとの説も。
・ピラミッド建造によって、エジプトの土木建築や測地などの技術が高度に発達。